映画「動物界」を観ました。
タイトルと予告に惹かれて前々から観たかった映画。映画だけじゃなく、監督がどんな想いでこの作品を世に出し、どんな人が劇場に足を運ぶのかにも興味がありました。
映画のストーリーなどはネットで読めるので、ここでは割愛します。
以下、監督のインタビューへのコメント。
「多様性とは、この地球上にはすべての種が存在する権利があるということ」
■インタビュアー
──本作では鳥になったり、タコになったり、カメレオンになったり… 様々な変異を遂げるキャラクターが登場します。それぞれの動物に意味はありますか?
■トマ・カイエ監督
特にルールは決めませんでした。唯一のルールは、この地球上に存在するあらゆる種に変化する可能性があるということでした。哺乳類もいれば、鳥類もいる。なかには虫に似ている変異を遂げる人もいますよ。それは一つのエコロジーとしてのメッセージです。環境の種の多様性。地球上にはすべての種が存在する権利があるということを指しています。
※ そのまま掲載しています。
・・・本当にそうですね。
人によって解釈は違うと思いますが、地球上の全ての生き物は、意味があって存在しているし、人間が勝手に殺していい生き物は本来はないはず。
映画では、動物化した新生物が山に増え続け、手に負えなくなった人間が遂に新生物を殺し始めます。
でも新生物は誰かの家族だし、まだ人の心を持っている。
千と千尋の神隠しを思い出しました。
あなたなら、それが身内でも新生物を殺しますか?
現実世界でも、元々は動物の居場所である山や土地を、人間が後から割り込んで侵略しています。
進化した動物はいずれ人間として生まれます。
彼らは人間の仲間であり、人間は動物より僅かに知能が高いだけの動物で、人間が高校生なら動物は幼稚園児といったところでしょうか。
事実、犬や豚などの動物は4、5歳児の知能があるそうです。
高校生が園児をイジメると、大人(自然界)から怒られることでしょう。
劇場で観て頂けたら嬉しいです。
全ての動物(生き物全般)は人間の大切な家族だと気づく人が増えることを願っています。