前回の続きです。
私にとっての女性の時代の始まりは、生きることを諦めるほどの鬱がきっかけでした。
フラワーエッセンスのスクールに通い始めてからお肉料理や合成香料が気持ち悪くなったのは、体質の変化も同時に起こってたのかも知れません。
それでもお肉は、意地でも食べ続けました。
その気持ちが変わり始めたのが、同年公開された 「豚がいた教室」 という映画がきっかけでした。
地方の小学校で生徒たちが、子豚にPちゃんと名づけてペットのように可愛がり育てているのに、ある日、養豚業者に強制的に連れて行かれる。
という実話を元にした映画です。
映画自体は見なかったのですが、書店に平積みされていた本を手に取り、開いたページが、ちょうどPちゃんが連れて行かれるシーン。
このページを読んだだけで血圧が急上昇、倒れそうになりました。
「それでもあなたはPちゃんを食べますか?」
というアンケート用紙の問いかけに、 「食べない」に○をつけたのは、 私にとって人生を大きく変える宣言。ライフスタイルが変わるから、我ながら大胆な決断でした。
当時私は猫を飼っていましたが、子猫の時から手塩にかけて育てた、自分より大切なこの子を殺して食べるという考え方はあり得なかった。
そのとき、黒人と白人が同じ人間。であるのと同時に豚も猫も同じ動物。という視点に気づき、良心に従う生き方にシフトしました。
動物が好き!と言いながらお肉を食べる。
これは宇宙的に、大きな矛盾だと気づいたのです。
小学生のとき夕飯を食べながら犬が食べられる番組を見ていて、思わず「犬が可哀そう!」と呟く私に、父が一言。
「じゃあ何で豚や牛はいいんだ?」
小学生の私には答えられませんでした。
なぜ豚や牛は食べていいのか。どうやってお肉になっているのか。
子供の頃は思考停止し考えることをやめてしまったけど、理性と良心を使えるようになった今の私には、それなりの結論が導き出される。
とは言え、イキナリ全てのお肉を止められないので、まず牛肉と豚肉から、そして鶏肉。というふうに、段階を経てやめていきました。
タバコよりずっと楽にやめられた(笑) 禁煙は本当にしんどかったです^^;
一年止めたタバコは、当時のワンマン社長の「社長命令だ、吸え!」の一言で、一度挫折しました。
1年の禁煙はこれをきっかけに喫煙量が2倍になり、完全にやめるまで更に5年^^;
今なら立派なパワハラです(笑)
また、太極拳は今でも続けていますが、8年続けた空手とバイクはケガでやめました。
それまでのライフスタイルを手放し私の中の「男性の時代」が終焉を迎えると、新しいものが次々にやってきました。
自然栽培農家さんのお手伝い、環境保護や動物保護など慈しみ、路上生活者支援や老人ホームで他者の気持ちに寄り添う。
私にとっての「女性の時代」の始まりです。そして、平和と健康のためにナチュラルスイーツを作り、
自分が学んだ真理を多くの人に伝えること。
これが私のビフォーアフターです♪