双葉
芽吹いた双葉

愛というと漠然として分かりづらいですが、思いやる、とか、相手を生かす、という方が分かりやすいかもしれません^^

うろ覚えですが、昔読んだ有機栽培の本にこんなコトが書かれてました。

愛を向けるもの(対象)は、自然淘汰される

著者は農家さん。野菜の栽培に虫はつきものですが、虫を農薬で排除しようとしても何れ虫に耐性がつくのでイタチごっこです。

猛毒のヒ素で増殖する細菌もいるくらいですから、どんなに新しい薬剤を開発したとしてもそれを超える細菌が出現するでしょう。


それに、そんな薬剤は人間にとっても有害です。


農家さんは、家族で食べる野菜には農薬は使わない。と言うのは、もう常識ですね^^;


著者は、野菜につく虫を排除するのではなく、その存在を認め、愛を向けたら、自然にいなくなったと言ってたと記憶しています。


ホントに!? なら試してみよう!


私は基本的に自分が体験したことしか語れません。ですので、先ずはこじれた(笑)人間関係で試しました。


当時、隣りの席の同僚とそりが合わなくて、かれこれ1年以上まともに会話をしていない状態でした。


ケンカの切っ掛けは忘れてしまったけど、このままじゃお互いに良くないな、、と思い、「愛を向ける」を実践。


彼女の良いところを見つけては挨拶したり話しかけたりしてみましたが、半年くらいは無視されて、私もまたイラッとして、を繰り返す。言うは易く行うは難しです。


それでも根気よく続けたら、ある時期から彼女の態度が少しづつ少しづつ柔らかくなりました。


そして次第に言葉が返って来るようになり、更に半年かけて関係を完全に修復することができました。
実践を始めてから1年後のことです。時間が掛かりましたね。


良かった!これで、ストレスなく仕事ができる。


ところが、それから間もなく彼女は派遣切りになり、私が彼女の仕事を引き継ぐことに。
和解したお陰で、気持ち良く引き継ぎができました。


その後、新しく配属された同僚がまた反りが合わず、退職した彼女と同じことになりそうになったので、悪化する前に心を落ち着け、同じことを試しました。


話しかけたり褒めたりのアプローチを続けた結果、同僚は私の業務をさり気なくサポートしてくれる良い仲間となり、色んな場面で助けてもらうことに。


この2つのケースは全く違う結果をもたらしましたが、派遣切りになった同僚は、数年後、別のエリアでばったり遭遇、お互いに近況報告をして別れました。


どちらも調和した結果の自然淘汰です。


これと同じことが人間関係のみならず、動物や虫、細菌レベルでも起こるのだと思います。


この世に生まれてくる命は全て意味がある。


人間都合ではなく本当の意味で共に生きることで人間が助けられ、生かされるのだと思います。